ダンサーの方

ダンサーはアーティストであると同時にアスリートでもあります。しかし現在、体を資本として使うダンサーに対するケアが浸透している状況とは言えません。
練習中に痛みを生じて病院に行ったダンサーの多くが「安静にしてください」という指示を受けます。 確かに一定期間安静にし炎症がおさまれば痛みは一時的に軽減します。ただ、痛みを生じた原因を改善しなければまた痛みを繰り返してしまいます。

Physical Artsでは、怪我をしにくい体づくりのサポートを行います。この体づくりには、体の使い方のトレーニングと気づきという2つのポイントがあります。これがパフォーマンスの向上につながります。

バレエのアラベスクという動作を例にあげて見てみます。
アラベスクとは、片方の足で立ち、もう片方の足を上げる動作のことです。
下図は、体の使い方の異なる二つのアラベスクの図です。

アラベスク
1は股関節を使って足を動かしてから、動きの流れの中で骨盤を倒した時の図です。2では股関節の動きが不十分のまま、腰椎を使って足を動かしています。

1は腰にかかる負荷が小さく、2では大きくなります。これは股関節に比べて腰椎の可動域(動かすことのできる範囲)が小さい為です。2の場合、可動域を越 えて腰椎を伸ばす動きをすることになるため、腰椎及びその周辺に負荷がかかります。この負荷が積み重なる事によって腰痛になり、負荷をかけすぎると腰椎分 離症や椎間関節炎になる可能性もあります。
1のように股関節を使って足を上げる事が、怪我の予防からすると望ましい動きと言えます。

股関節股関節は「球関節」です。関節の頭が球の形をしており、受け皿となる関節はお椀のようにへこんでいます。この為、股関節の可動域はとても大きいのです。

 

腰椎 腰椎
一方で腰椎の関節は赤く塗った部分で、「平面関節」です。この関節面をスライドする様に動く。腰椎の可動域は股関節に比べると小さいのです。

ここで肝心なのは、得た知識を自分のものとする事です。
腰椎や股関節がどこにあり、どういう動きをするのかを知る事は大事です。
しかし、得た知識を自分の体で実践して、自分の姿勢や体の使い方、どこに力が入っているか、どの筋肉が緊張しているかを確認する、つまり、得た知識を元に自分の体をかえりみることが必要なのです。
体に対する知識を得、その知識に対する理解があり、実践することから自分の体の状態に対する気づきが得られます。
気づきを持った上でより負荷のかからないトレーニングを行っていく。トレーニングを行いながら気づきを持つ。この循環で、怪我をしにくい体作りを行います。

興味を持たれた方は、メールまたはお電話にてご連絡ください。
メールでご連絡頂く際は、以下の5項目を、簡単で良いので書ける範囲でお知らせください。
1.治したいこと(痛み、できない動作がある等)
2.1が起こる状況
3.ダンス歴、頻度(週何度程度行うか)
4.ダンスの種類
5.本番を近いうちに控えているか